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ポッティングマシーン
ポッティングマシーン
園芸設備・・・トレーに配列されたポットにホッパーの培土を充填する充填機です。
現場の声〜当時を振り返る〜
産みの苦しみが、いつしか好きになる。そんな瞬間を垣間見た現場の風景を御紹介させて頂きます。
ポッティングマシーン?
苗植え用の樹脂の小型ポットに培養土を充填する自動の機械である。
当時、社長から宿題のようにして課題が出された。
畑で困っている人を何とか楽に作業させてあげたいという気持ちから始まった宿題だった。
初めは、ただ土を充填するだけと考えた。
土を送り出すのにスクリューを使った。石をかんで止まった・・・
コンベアで土を運んでみた。粘土が付着し止まった・・・
まだ充填前の工程段階で土の性質や厄介さを痛感した。
この頃から、田畑で見かける農業機械をじっくりと見つめるようになった。
幾度となく失敗を繰り返し、気がつくと3号機製作に入っていた。
骨組み・カバーは製缶屋さんで作成し、肝心なユニットの部品加工、組み立て、制御、電気配線
等は社内分業で、外観塗装色も社内みんなで決めた。愛称も。
子供の頃畑仕事を手伝っていたせいか、育苗園芸屋さんのハウスの土のにおいは妙に落ち着いた。
今、この園芸屋さんにも『ポッティングマシーン』を使ってもらっている。
機械には”制御“という神経が通っている。
そのスイッチが入ったとき、生き物になる。
この生き物は世話人の性格に似ることが多いみたいだ・・・
忘れた頃に会いたいとメンテナンスに呼んでくれる、かわいいやつだ・・・
(話:小竹)