軽くて強いCFRP[炭素繊維強化プラスチック]の
成形・精密加工でお客様の理想をカタチに。
- 鉄より軽い比重はおよそ1/4
- 鉄より強い膨張・収縮・腐食なし
- 高い剛性優れた振動減衰性
CFRPはプラスチック(樹脂)を
炭素繊維で強化した理想の素材
CFRPとは、比重が軽い、高強度・高剛性、錆・腐食の心配がない等、優れた特性を持つ複合材。その用途は、航空・医療・建築・自動車など様々な産業に広がっています。
株式会社理想精密は、金属難削加工に30年・CFRPに13年以上携わってきた加工のプロフェッショナル。
CFRPの加工について、お見積りやご相談などお気軽にお問い合わせください。
- 体積に対する質量が
鉄より軽い -
CFRPの重さは、同じ大きさの鉄のおよそ1/4!
金属部分などをCFRP部品に置き換えることで大幅な軽量化ができる。
- 剛性・振動減衰性に
優れている - 工作機械やロボット、搬送機械などの高速で移動を行う機械の部品のように、高い剛性を求められる部品に使用できる。
- 低熱膨張性を持ち
幅広い温度に対応 - 極低温から高温まで、温度環境が異なる場所でも膨張・収縮がなく、様々な条件の検査装置などの部品に使用できる。
- 電磁波シールド性
を持つ - 電磁波による人体への危険性や精密機械への影響を回避するため、外部からの電磁波を遮断したい部品などに使用できる。
- 耐腐食性があり
経年劣化しにくい - 半永久的に腐食することが無いため、耐久性・安全性を重視する部品や見た目を重視する製品に使用できる。
- X線透過性が
高い - X線を用いた医療機器や検査装置で少ない放射線量で高画質の画像を得ることができ、被ばく量も抑えることができる。
- 他素材に比べ
高価な素材 -
素材費、成形費、加工費の3つの費用が必要になるため、金属・非金属・樹脂等と比べると高価。
使用箇所を検討する必要がある。
- 短納期での
製作が難しい - 材料自体に規格性がなく、形状に合わせた材料の作成から始めるため、成形・加工まで行うためには十分な期間が必要。
- 鉄よりも
耐熱温度が低い -
CFRPの耐熱温度は一般的に160℃~180℃であり、使用箇所や条件によっては適さない場合がある。
(鉄の耐熱温度は約1000℃以上)
- ヤング率・ポアソン
比が方向で異なる - 等方性材料ではないため、繊維積層方向によってヤング率・ポアソン比が異なり、希望の特性を満たすことができない場合がある。
- 金属と同レベルの
超精密加工が難しい - CFRPは炭素繊維と樹脂の組み合わせによる複合材のため、0.001ミリ単位での精度調整は極めて難しい。
- 量産製品には
CFRTPを検討 - 1品1様の材料になるため、CFRPは基本的に大量生産には向かないことが多い。特性は変わるがCFRTPで検討する事が解決策になる。
CFRPで実現した理想の製品
CFRP製品生産の参考料金
CFRP材料費
表裏面クロス
UD0/90°交互(クロスプライ)積層
UD材( unidirectional )は一方向だけに繊維が並んでいる材料です。
それを0°、90°と交互に積層し最外層の表裏にクロス材(織物)を積層した板です。
長さ | 幅 | 厚み | 材料費(参考) |
---|---|---|---|
500 | 500 | 1 | ¥20,000 |
500 | 500 | 3 | ¥30,000 |
500 | 500 | 5 | ¥50,000 |
500 | 500 | 10 | ¥100,000 |
CFRP成形費
- オートクレーブ成形
- 真空バック成形
- プレス成形
費用は各種異なるため、お問い合わせください。
CFRP加工費
概ね金属(ステンレス)加工の1倍から1.5倍です。
金属加工費は主に加工時間と段取り時間、刃物、加工治具等から価格を決定します。
CFRPの加工時間はステンレスと同等です。
段取り時間は剥離などを防止するために手間がかかるため時間もかかります。
切削量が多い製品には刃物費が金属に比べると割高になります。
加工治具は1品1品にほぼ製作が必要になります。加工後の処理に必要な副資材が必要です。
- あくまで参考の価格です
- 実際の価格は製品の仕様・サイズによって大きく変わります。
- CFRP加工を
13年以上続けてきた
ノウハウがある - 素材を知り尽くした
エンジニアたちの
考える力がある - 2,000種類を
超えるCFRP加工の
実績がある - 素材選定から
成形、加工まで
ワンストップ - 丁寧なアドバイスや
ご提案でしっかり
サポート - 3次元測定機などを使い
細部まで製品検査し
高い品質を保証
CFRP製品の製作の流れ
-
お問い合わせ
お電話もしくは、お問い合わせフォームからお問い合わせください。
『CFRPの事で聞きたいことがある』、『CFRPで製作したいものがある』などのご要望をお伝え頂ければ、ご希望のご方法にてご連絡させて頂きます。
非対面(ZOOM)の打ち合わせも可能です。
-
素材選定
ご要望をお聞きした後に製品にあったCFRPの素材選定を行います。
CFRPは炭素繊維と樹脂の組み合わせになるため、炭素繊維も多数種類があり、樹脂も多くの種類がございます。
また必要な強度などがございましたら、そちらに対応できる材料を選定します。
-
成形・加工方法の決定
製品の成形・加工方法を決定し、お見積もりと納期をお伝えします。
問題が無ければ製作開始となります。
-
製作・品質保証・
アフターフォロー製作の進捗状況については随時画像などを含めご報告させて頂きます。
納品の際には、基本的には弊社の3次元測定機で検査を行い、検査表をご提出致します。
また次回製作が必要な際などに、あると便利な3Dデータをご希望のお客様には製作時、もしくは納品の際に製品と一緒に納品させて頂くことも可能です。
よくあるご質問
- Q図面が無くても相談できますか?
-
Aもちろんご相談いただけます。
CFRPを検討される際に用途やご希望に合わせてご提案させて頂きます。その際にCFRP以外の素材が良いと判断した際には別の素材をご案内することもございます。
CFRPで製作しない方が良いという時には、なぜ適さないのかを含めてお話させて頂きます。
CFRPに対する漠然とした疑問やご不明な点などございましたらお気軽にお問合せください。
- Q製作期間はどの程度かかりますか?
-
A製作する物により大きく異なります。
数日でできる物もございますし、数ヶ月かかる物もございます。
内容をご相談頂ければ、製作する・しないに関わらずおおよそのリードタイムをお伝えしますので、お気軽にお問合せください。
- Q材料や加工だけの注文も可能ですか?
-
A可能です。
CFRPに関することであれば弊社でできる限りご協力させて頂きます。また、弊社で対応できないものは別の製作会社様もご紹介させて頂きます。
CFRPは形状や材料により得手不得手がございますので、弊社が知る他の会社様をご紹介させて頂くことも多々ございます。
- Qどのくらいの費用がかかるかすぐに知りたい。
-
Aお気軽にお問い合わせください。
すぐに検討しご回答致します。『来期の予算取りで価格をすぐ知りたい』『別の会社で製作を検討しているが価格が妥当かどうかを知りたい』などお気軽にお問合せください。
- Qどれくらいの精度で加工できますか?
-
A基本的に金属の加工精度と同程度です。
基本的には金属の加工精度と同程度の加工が可能です。はめ合い公差なども対応可能。
精度と言っても様々な精度があるため全てが金属並みというわけにはいきませんが、テスト加工などを行う事と、今までの実績からどこまで実現できるかをお伝えすることはできます。